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陰日向にボン咲っく
我が家のボンサックに秘めた想い。
生活を共にする盆栽との笑いあり涙なしの超短編小説風実話記録。

陰日向にボン咲っく。

お暇な時に、もぐり込んで お愉しみくださいませ。
陰日向にボン咲っく
◎陰日向にボン咲っく

一、こんな気持ちから始まる生活

 大好きな人のもとに とても大切に可愛がられている子がいる。その子の名前はボンサック。彼が毎日話かけようと思ってつけた名前だ。
 私はどんなに願っても彼の傍にいることが出来ない。その子が毎日顔を合わせて話、大切にしてもらえてると知った時、傍に居れないならせめてその子になりたい‥そんなことを思った。
 だけどそれも叶わない話。私に出来ることと言えば、同じ名の子と一緒に過ごしていく、それしか無かった。そうすれば彼の愛情に触れられるんじゃないかと、そんな風にも考えた。
 何を馬鹿げたことをと思ったが、大好きな人のことを想えば自然に生まれる気持ちの一つではないか。笑う人がいたって私は大事にしたい。
 叶わないものを望むことで この想いが壊されるぐらいなら。

二、探し旅

 色んな場所にボンサックを探しに行った。名前負けしない子を選ぼうとか、持ち運べて強くて‥だけど可愛らしい子にしようとか。
 持ち運べれば少しは一緒に散歩も出来るだろう。強い子だったら少々どんくさい私のもとでも元気でいてくれるだろう。自分があまりに男っぽいから‥いやいや自分がもし男で一緒に暮らすとしたら‥自分とは違う、素直で可愛らしい子の方が良いな、とか思いながら。

三、ボンサックに誓う

 私のボンサックは小さな背の低い木で緑の葉は絶えずあって、季節によって実や花をつけてくれる。これなら、飽きもこないし末永く付き合っていけるだろう‥いやいや御洒落でいてくれるのは嬉しいだろう。人間界でまれに聞く、髪型変えたのに気づかない男にはならないつもりだ。
 鉢に入っている訳ではなく、根元は丸いボールの様になっていて皿に座っている。食事方法は毎日その丸い体を水に浸からせてやればいい。ボンサックは動くことが出来ないので、家事は何ひとつしてくれはしないが、私は亭主関白になるつもりもない。

四、初めての‥

 初めて名前を呼ぼうとした時、無意味に照れた思い出がある。やっぱり初めて呼び捨てで名前を言う時って恥ずかしいものである。自然に一度言えてしまえば何てことないのに。照れ隠しに歌う様にして「ボ~ンボ~ンボンっボンサぁックぅ~♪」と呼んだら余計に恥ずかしくなった。
 初めて食事する時、ボンサックにとっては食事なのだが、私にとっては風呂だったのである。一緒に風呂場で水と湯に浸かりながら先程の歌で名前を呼んでみたのだが、今度は風呂エコーつきだったので多少なりとも音痴だけは緩和された。後になって思ったことだが、ボンサックにとっては、とんでもない食事時間だったことだけは間違いない。
 初めての日光浴。ベランダに10分ほど出してやろう。たった10分、ボンサックが怪我しないか、のぼせないかと心配して見守りながらの10分はとても長かった。ボンサックはインドア派。普段は窓辺から差し込む太陽の光を浴びている。出窓なんかがあれば何となく格好もつくのだろうが、ベランダに出る為の窓辺なので、窓の開閉で皿ごと落ちるハプニングがあったりする。あまり見ない光景だろう、じゅうたんの上に転がる盆栽。おまけに丸いので持ち運ぶと左右に揺れる。こっちは落ちないように真剣なのに、何を嬉しそうに踊ってるかなと思いながらも可愛い子だ。

五、食い違う会話

「ここは昼になると陽がさすから暖かいやろ?」
『暖かいけど不安定やし落っこちやすいから場所変えて~』
「そうか~気に入ってもらえてるんやったら良かったわ」
『場所変えてほし‥』
「ん?なんか元気ないな~寂しかったんか?」
『お腹すいた‥』
「ん~でも仕事場に連れて行くわけにはいかんしなぁ」
『お腹すいた言うてるねん!』
「あ、なんか怒ってる感じやなぁ‥どうしたら機嫌直してくれるやろ」
『だから水をください。』
「そら毎日こんな場所にいて不安なんやろうけど‥」
『わかってるなら場所を変えてください。』
「寂しいやろけど帰ってきたら ちゃんと話聞いてるやろう?」
『聞いてへんし!』
「愛が足らんのかな‥まだまだアカンなぁ、反省するわ。」
『‥‥水を注いでください。』
「あ、ちょっと元気になった気がする♪」
『‥‥気のせいです。』
「良かった。じゃぁ、お腹空いたし御飯食べるわ。また後でな。」
『しばいたろかワレ!』

六、一日の流れ

「おはようボンサック。」
顔を洗って歯を磨く時間、洗面台には洗面器に入ったボンちゃん。
洗面器から出ると皿に座って一息。
「行ってくるわ~」
別に何の返事もしないので「行ってらっしゃ~い」と一人二役。
 帰ってきて先に食事をさせてもらってから、夜のお風呂タイム。皿で居眠りしてそうなボンサックを連れて一緒に入る。夜は風呂場で洗面器に入れられるボンちゃん。もちろん何も言わないが、お見苦しい処、見てはならぬものは目をつぶっていただきたい。
「おやすみボンサック。」
またしても無理やり就寝タイムに。お風呂の時間や、寝るまでの時間に一方的に話しかけることもあるが、一言二言の声かけが中心。
 話し相手が出来たと錯覚。独り言が増えただけだ。

七、元気をなくして気づいたこと

 窓辺から落下することはよくあること。ベランダに出て日向ぼっこする時の心配も和らいできた頃、突風で転がるボンちゃん。怪我ひとつ無い様に見えていつも通りに過ごしていたけど次第に元気がなくなる。
 怪我は見当たらないのに自慢の艶のある緑の葉が徐々に茶色へ変化していく。陽にあたる場所に居させてやったら良かったのかと日向ぼっこの時間を増やしたら、ますます元気をなくしていく。
 いつもの場所に戻してやり、特に面白くも無い話をしたり、君を選んだ理由、他の場所にいるボンサックの話から どうでも良い話まで。
 時にはヒザに乗せて一緒にテレビを見たり、パソコン画面の横に置いて向き合ったり。暫くして葉が茶色へ変化するのが止まった。
 偶然のことだったのかも知れないけど、この子にとっての日向は声だったのかも知れない。元気をなくした時、人と同じで心や言葉の温かさが必要なのかも知れない。
ずっと同じでは つまらない。
だけど今日も明日もこの場所で。
心地よい陰日向、晴れたり曇ったりを繰り返しながら。

-----------------------終わり------------------------

我が家のボンサックの紹介。(以前の紹介文掲載)

ボンサック

全長約20センチ。
丸い部分は5センチ球。
木の部分が15センチ。
年中緑が楽しめるミニ盆栽。
花実つけるバラ科の低木。
毎日お風呂にドボン♪
素直で育てやすい
小皿の上に座る可愛い子。
それが私のボンサック(´▽` *)


読んで下さった方、有難うございましたヾ(〃⌒―――⌒)ノ
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